こころのまど(2026年10月)

更新日:2026年10月06日

アウティングについて

「あの人、ゲイなんだって」と、性的指向や性自認について本人の了解なく周囲に伝えてしまう行為をアウティングといいます。
当事者ではない人にとっては、アウティングによって受けるダメージやどんな影響を受けるのかを想像しにくいかもしれませんが、アウティングは、命に関わる重大な人権問題なのです。

アウティングの恐ろしさ

10年ほど前、大学生のAさんが、同じクラスのBさんに、好意を抱いていることを伝えると、BさんはAさんの同意を得ないまま、Aさんが同性愛者であることを複数の同級生が参加するLINEグループで暴露しました。これを知ったAさんは、情報がどこまで広がっているのか、いじめられたり、大学を追われたりするのではないか、といった不安とストレスが重なり、ついには、心身のバランスを崩して心療内科を受診。大学にも相談したのですが、とうとう、大学構内の建物から飛び降り、亡くなるという大変不幸な事件が起きました。尊い命が失われたのです。

カミングアウトされたら

1 性的少数者本人から打ち明けられたら、まずは、肯定的に受け止めましょう
2 情報をどこまで知らせているのか、または知らせたくないのか、本人の意向を十分に確認しましょう
3 どうして欲しいのか本人の希望をしっかり聞いて、話し合いをすすめましょう
4 御家族や職場等に知らせる必要がある場合でも、事前に本人に確認し、一緒に考える時間をつくりましょう
5 迷ったときは、個人情報を伏せた上で相談機関に相談してみましょう

いずれにしても、本人の意向を十分踏まえた上で行動することが大切です。

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