鶴見岳・伽藍岳の火山避難計画
火山災害は、発生確率が低いものの、噴火等が起こった場合、被害が広範囲に及ぶため、大規模災害を想定した避難計画が必要となります。
気象庁では、活火山を「過去1万年間に噴火したことのある火山および現在活動のある火山」と定義しており、現在、鶴見岳・伽藍岳、由布岳、九重山を含め、全国に111の火山があります。
このうち「火山防災のために監視・観測体制充実等が必要な火山」として選定された50の火山では、気象庁が様々な観測機器を設置し、関係機関からのデータ提供も受け、24時間体制で常時火山活動を監視しています。
大分県内では、50の火山のうち、「過去100年程度以内に火山活動の高まりが認められている火山」として、鶴見岳・伽藍岳と九重山が常時観測火山とされています。

火山災害に対するこれまでの取組
平成28年7月に日出町も加入する鶴見岳・伽藍岳火山防災協議会が法律により設置され、火山防災ハザードマップの内容や噴火警戒レベルの運用のほか、火山避難計画についても協議を行ってきました。
火山避難計画について、噴火警戒レベル1から3に該当する火口周辺地域の火山避難計画が平成31年1月に策定され、噴火警戒レベル4、5に該当する居住地域に係る項目についての計画が令和3年3月に策定されました。
本計画においては噴火警戒レベル4、5に該当する居住地域に係る項目についての計画のほか、広域避難についての考え方が示され、また、各避難所の収容人数も感染症対策を考慮した人数に改められました。
鶴見岳・伽藍岳火山防災マップ
大分県と関係市町(別府市、由布市、宇佐市、日出町)は、地域住民や登山者・観光客の方々に火山に関する様々な知識を分かりやすくお伝えし、必要な備えに役立てていただくため、鶴見岳・伽藍岳火山防災協議会で内容を検討のうえ、平成28年5月に最新の火山防災マップ等を作成しました。
火山防災啓発動画「カザーン」
火山を正しく恐れる火山防災意識の醸成を目的として、火山防災啓発動画「カザーン」を大分県が制作しました。火山防災の基本的知識をミュージカル形式で楽しく学習できますので、身近な火山防災対策として、ぜひご視聴ください。
8月26日は「火山防災の日」
明治44年8月26日に、浅間山で日本で最初の火山観測所が設置され、機械を用いた近代的な観測が始まったことから、この日を「火山防災の日」に制定することになりました。
火山防災の日には、防災訓練等その趣旨にふさわしい取組が実施されよう努めることとされています。
鶴見岳・伽藍岳の噴火に備え、事前に火山防災マップを確認するなどの防災対策に取り組みましょう。



更新日:2026年08月24日