施設の紹介(下水道編)
下水道施設について
下水道と聞いて何を思い浮かべるでしょう。マンホールでしょうか。ここでは、地中に埋まっているマンホールや下水道管だけでなく、処理場などの目に見える下水道施設もご紹介します。普段良く見るあの建物は、下水道の施設だったなんてこともあるかもしれません。
マンホールと下水道管
お馴染みのマンホールは、「人孔」とも訳され、人が入る穴を意味します。下水道管の要所に設置され、下水道管路の点検口としての役割を果たしています。
一方、下水道管は、地中に埋まっていてなかなかイメージが湧きにくいのではないでしょうか。イメージを膨らませていただくために、ここでいくつかの数字をご紹介します。
マンホールの数をかぞえたことがある人は、おそらくいないと思いますが、ちなみに日出町には、約4,785個(令和元年度末現在)のマンホールが存在します。これが多いのか少ないのか、見当もつきませんね。

汚水管の清掃の様子

人が入って作業を行ないます。
次は、何の数字でしょうか。
約120キロメートル(令和元年度末現在)
これは、日出町に布設されている下水道管路の総延長です。日出町の地中奥深くには、実はこれくらいの管路がはりめぐらされているのです。
最後に、今度は意外!?な数字をご紹介します。
15~25センチメートル
これは、汚水管の直径で、「管径」(かんけい)と言いますが、日出町では、汚水管は一般的にこの太さのものがほとんどを占めます。意外に細いと思いませんか?
家庭内の排水設備も約10センチメートルですから、変なものを流すと当然詰まってしまいます。

15センチメートル径の汚水管(思ったより細いのでは?)
洲崎汚水中継ポンプ場
日出(一部)、藤原、川崎地区の汚水を集めて、豊岡の浄化センター方面に送水する施設です。ここには、1時間に最大126m3の汚水を引き揚げるポンプ2台と、自動除塵機(汚水中にある水に溶けないゴミをとる機械)などが設置されています。

洲崎汚水中継ポンプ場その1

洲崎汚水中継ポンプ場その2
マンホールポンプ場
重力を利用して自然流下で流れる下水道は、下流へ行くほど深くなってしまい、敷設するにも維持管理にも大変不便で危険です。そこで、管がある程度の深さになった時や、川を横断させなければならない時にポンプを置いて汚水を汲み上げることにより、下水道管が敷設される深さを調節する役割を持つのがマンホールポンプ場です。日出町には39箇所あります。
ポンプは、地中にあるので見ることはできませんが、ポンプの操作や、異常を知らせる操作盤は、目にすることができます。

マンホールポンプ操作盤

マンホールポンプ
浄化センター(下水処理場)
(1) 日出町浄化センター
豊岡地区の海沿いに位置しており、昭和61年度に供用を開始しました。現在では、豊岡、日出、藤原、川崎地区の約5000世帯から排出される汚水を処理しています。
各家庭から出てくる下水は、下水管を通って浄化センターへ運ばれてきます。そして、浄化センターにたどりついた下水は、スクリーンでごみを、沈砂池で砂をそれぞれ取り除いた後、最初沈殿池で約3時間、エアレーションタンクで約6時間、最終沈殿池で約3時間処理され、消毒された後に宮川へ放流します。汚泥は濃縮、消化、脱水の後、肥料やセメントの原料となります。

日出町浄化センター(航空写真)

管理棟

水処理施設(左)、汚泥処理施設(右)

沈砂池
(2) 大神漁港集落浄化センター
大神(深江)漁港をとりまく、上深江、港、牧の内の3集落約290世帯から排出される汚水を処理しています。平成6年3月に事業完成・供用開始しています。
(3) 日出町原山地区農業集落浄化センター
大神地区農業地域の上流にある原山、中央、三尺山の3集落約300世帯から排出される汚水を処理しています。平成9年3月に事業完成・供用開始しています。

大神漁港集落浄化センター

日出町原山地区農業集落浄化センター
この記事に関するお問い合わせ先
上下水道課
〒879-1592 大分県速見郡日出町2974番地1
電話番号:0977-73-3134
ファックス:0977-73-0843
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更新日:2022年10月06日