日出町地域公共交通計画(案)への意見募集(パブリックコメント)の結果について
日出町では、実態に即した持続可能な公共交通ネットワークを構築するため、「日出町地域公共交通計画」の策定を進めています。
このたび、「日出町地域公共交通計画(案)」について、皆様のご意見をお聞きするため、下記のとおりパブリックコメントを実施しました。
ご協力いただき、ありがとうございました。
対象案件
日出町地域公共交通計画(案)
日出町地域公共交通計画(案) (PDFファイル: 9.8MB)
日出町地域公共交通計画 概要版(案) (PDFファイル: 1.2MB)
募集期間
令和6年5月20日(月曜日)~6月3日(月曜日)
意見提出数
5件(内訳 個人5件)
ご意見の要旨および町の考え方
回答者1
ご意見の要旨
「民間路線バス、公共交通」の充実について(「当該計画が目指すもの」における企画提案)
(主旨)
現在豊岡在住にて、民間路線バスの朝1便の時刻が遅く、車を運転しない者にとっては、近隣他市へ行くことに困難さがある。また、民間路線バス、公共交通サービスともに土日祝日の運行がないことにも不便さを感じている。将来的な改善を願いたい。
本町の考え方
貴重なご意見ありがとうございます。
いただいたご意見は、当該計画中『3-3.町内を運行する「辻間団地線」の休止代替の構築が必要』の部分に包括されるものであると考えております。
今後、担当課より交通事業者に対し、既存の公共交通の再編等による路線やサービス量の見直しなどに取り組んでまいりますが、いただいたご意見については、交通施策を改善する際の参考とさせていただきます。
回答者2
ご意見の要旨
「電車、民間路線バス、タクシー、公共交通」の充実について(当該計画中で示した「本町公共交通の7つの問題・課題」に対する参考意見)
(主旨)
車を運転しない町民にとっては、タクシーを利用したり、電車を使ったり、徒歩で移動して生活をしていくことになる。そうなると、1時間あたりの電車の本数や、タクシーの待ち時間などに大きな影響を受けてしまう。また、町内の中学生についても電車で通学している生徒がいると聞いており、スクールバスの必要性を感じることもある。他市では、健康増進や免許返納などを目的に電動アシスト自転車を無料で貸し出しするという記事を見たことがあり、日出町でも子育て支援施策の実践などとして、電動アシスト自転車の貸し出しなどを検討してはどうか。町の中心にはいろいろな店舗ができて賑わっており、交通の充実も含めて、日出町の益々の発展を願っている。
本町の考え方
貴重なご意見ありがとうございます。
公共交通の充実という施策については、本町も他市同様、定期的にJR・バス・タクシー事業者等が参画した「公共交通会議」を開催し、官民が連携した交通サービスの改善等に取り組んでいるところです。
いただいたご意見は、当該計画中『3.本町公共交通の7つの問題・課題』の部分に包括されるものであると考えております。
また、徒歩で移動して生活する方の支援として、電動アシスト自転車を無料で貸し出しなど、当該計画中においては「各論」の表記はございませんが、いただいたご意見については、交通施策を充実させる際の参考とさせていただきます。
回答者3
ご意見の要旨
「南畑地区のコミュニティバス」の継続について(当該計画中で示した「本町公共交通の7つの問題・課題」に対する参考意見)
(主旨)
町内の南畑(南端)地区は高齢化率が高く、免許返納されている方や免許を持たない交通弱者が多く暮らしている。また、小中学生が通学用にコミュニティバスを利用している実情もあり、日出町の財政的な負担は理解できるが、当地区においてはコミュニティバスの存在は必要不可欠である。もし、コミュニティバスがなくなると、生活に支障が出る地区民が多いと考えられるため、南畑(南端)地区のコミュニティバス路線の維持を願う。
本町の考え方
貴重なご意見ありがとうございます。
前述のとおり、本町では定期的にJR・バス・タクシー事業者等が参画した「公共交通会議」を開催し、コミュニティバス路線及び時刻表の改善について議論を重ねているところです。
いただいたご意見は、当該計画中『3.本町公共交通の7つの問題・課題』の部分に包括されるものであると考えております。
現行コミュニティバスについては、南畑から豊岡を経由し、町中心部を通過して藤原(保健福祉センター)を終点とする「南端線」と、大神から川崎を経由し、町中心部を通過して藤原(保健福祉センター)を終点とする「大神線」の2路線がありますが、今後も路線及び時刻表の改善を図っていくことが重要だと考えており、コミュニティバス廃止の検討は行っておりません。いただいたご意見については、交通施策を改善する際の参考とさせていただきます。
回答者4
ご意見の要旨
語句の表現修正及び既存民間路線バスのサービス向上について(当該計画中で示した「本町公共交通の7つの問題・課題」に対する企画提案)
(主旨)
当該計画中「3-1.」について、結びの部分を「・・・外出実態に合った運行ダイヤへの変更に取り組みます。」に表現修正。
また計画中「3-2.」について、民間路線バス「国大線」は、鉄道のない国東方面の人たちが別府大分方面へ行き来するための路線である。そのため、日出町民の利用が少ないのではないかと思われるため「問題・課題」に掲げる必要はなく、削除でもよい。
加えて計画中「3-4.」について、各公共交通機関の役割の明確化のイメージが湧かず、もう少し具体的な記載内容への変更を求めたい。
「5.(当該計画が)目指すもの」については、「将来のネットワークイメージ図」及びその次ページの「公共交通ネットワークの基本的な方向性」との関係が不明。
最後に私見となるが、日出町の公共交通で改善願いたいのは「暘谷駅~ハーモニーランド」を結ぶバスとタクシーの件であり、「バス・タクシーのサンリオ仕様デコレーションの実施」、「バス・タクシーともそれぞれ運賃の定額化及び駅舎等へ大きく明示」などに取り組むことで、交通サービス向上、売上増につながると考える。
本町の考え方
貴重なご意見ありがとうございます。
当該計画中における語句の表現についても、前述のとおりJR・バス・タクシー事業者等が参画した「公共交通会議」にて議論を重ねてまいりましが、当該パブリックコメントを反映し、修正することも「公共交通会議」の決定事項となりますので、ご理解ください。
既存交通事業者のサービス向上に関するご提案も含め、いただいたご意見については、交通施策を充実させる際の参考とさせていただきます。
回答者5
ご意見の要旨
公共交通(デマンド交通もしくはコミュニティバス)の社会的意義について(当該計画中で示した「本町公共交通の7つの問題・課題」に対する参考意見)
(主旨)
私事となるが病院(2つ)に定期的に通院するに際して、公共交通は役立っており、将来の公共交通ネットワーク形成についても、利用者の利便性や事業の持続性に細心の注意を払って関係者との協議等を綿密に行うことを願う。
本町の考え方
貴重なご意見ありがとうございます。
当該計画中に示した「将来の公共交通ネットワークイメージ」の構築につきましても、今後ともJR・バス・タクシー事業者等が参画した「公共交通会議」にて議論を重ね、サービス向上に努めてまいりますし、いただいたご意見については、交通施策を改善する際の参考とさせていただきます。
この記事に関するお問い合わせ先
まちづくり推進課 地域振興係
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更新日:2024年06月05日