町営住宅家賃の算定誤りについて

日出町営住宅の家賃の算定誤りが判明しました。町営住宅にお住いの方をはじめ、関係者の皆様には多大なるご迷惑をおかけしており、深くお詫び申し上げます。
今回の経緯等ご報告します。

今年度4月、町内の県営住宅の新家賃が昨年度から減少していないことに疑問をもち、町営住宅の家賃算定を見直した結果、誤りを発見しました。
そこで、公営住宅法及びそれに基づく通達等による家賃算定に関わる全ての数値を確認し見直しをおこなった結果、過小徴収及び過大徴収が原因を含め判明しました。

（過小徴収の原因）
家賃算定係数のひとつである「経過年数係数」について、平成16年度法改正に伴う
経過措置についての認識が甘く、適正な数値の入力をおこなっていなかったため、適正
額より低く家賃が算定されていたものであります。
（過大徴収の原因）
辻間住宅は旧大分県職員住宅を町が買い取りリフォームをおこない、平成23年度よ
り町営住宅として管理していますが、当初建設年度の設定及び当初建設費の算出に誤り
があったことから、家賃の算定に誤りが生じたものであります。
また、収入超過者等の家賃算定に必要である補正率の設定に対し、平成23年度の改
定に伴う対応がおこなわれていなかったため、算定誤りが生じたものであります。

日出町営住宅 全棟
（過小徴収住宅）市の原住宅、青津山住宅、藤原住宅、豊岡住宅、仁王住宅
（過大徴収住宅）辻間住宅ほか

• 戸数 240戸
• 金額 15,688,900円

• 戸数 28戸
• 金額 904,190円

現在の入居者につきまして、個別に訪問し算定誤りについてのお詫びと、今回の経過
について説明を丁寧におこなってまいります。そして、すみやかに正しい家賃へ移行し
ていただくと共に、過大徴収額については還付をおこない、過小徴収額について納入を
お願いしてまいります。

今回のような算定誤りが二度と起こらないよう、以下の通り、チェック体制の強化を
図ります。

• 家賃算定に対するマニュアルの再構築及び法令チェックリストの作成等をおこない、計算ミスや請求漏れのないよう、再発防止を図ります。
• 家賃算定システムへの入力の際、法令に基づく数値の確認を複数の職員でおこない、二重チェックを徹底するなど、チェック体制の強化を図ります。
• 抽出法により、プログラムに頼らない計算を行いシステムの確認をおこなう。