こころのまど(2026年3月)
ヒューマンライツは複数形
HUMAN RIGHTS
「人権」という意味は英語のヒューマンライツを訳したものです。綴りの末尾にSがついているので複数形なのですが、なぜSがついているのか考えてみましょう。
第一の意味は・・
「人権の共存」です。私だけではない、あなたも私も幸せという意味です。他の人の権利は踏みにじって、自分の権利を声高に主張する風潮がありはしないでしょうか。
国の人権擁護推進審議会が1999年、人権教育・啓発に関する答申を出していますが、その中に人権の定義を示しています。
「人が生存と自由を確保し、それぞれの幸福を追求する権利~それが人権である。」と。答申は、その後に「一人ひとりが自分の権利のみならず、他人の人権についても正しい理解を持つとともに、権利の行使に伴う責任を自覚し、人権を相互に尊重し合い、その共存を図っていくことが重要である。」と強調しています。
第二の意味は・・
価値観が多様化した時代、一つの物差しだけで物を見るのではなく、複眼の視点で考えることの大切さです。多文化共生のあり方です。
第三の意味は・・
人権教育・啓発において重要なのは次のような視点です。差別問題は、差別される側の問題と言うより、差別する側の問題です。子どもの問題は大人の問題、女性の問題は男性の問題、外国人問題は日本人の問題であると考えることです。
仏教では「人間」を「じんかん」と読みます。御仏の光はただ一人を照らすのではなく、あまねく人々、生きとし生けるものすべてを照らすという仏教哲学からきていると聞きます。そこには、「人間の共存」と「自然との共生」という意味が包含されています。
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更新日:2026年03月18日