広報8月号
インターネット上の人権侵害
インターネットやSNS等により、誹謗中傷を受けたり、、名誉やプライバシーを侵害されたりする問題が多発しています。こうした行為は人を傷つけ、尊い命が絶たれるという大変悲しく深刻な事件も報道されています。書き込みをした人が罪に問われることもありますが、その刑罰があまりに軽く、誹謗中傷はなかなか後を絶たず、厳罰化が求められていました。その結果、令和4年6月に刑法が改正され、侮辱罪の法定刑の引き上げが行われました。
★改正前 拘留または科料
★改正後 一年以下の懲役もしくは禁錮もしくは三十万円以下の罰金または拘留もしくは科料
※科料とは、千円以上一万円未満の金額を払う刑罰のこと
ネットは確かに便利だが
インターネットは、パソコンやスマートフォン、タブレットを使って簡単に利用できます。また、様々なアプリやSNSの活用により、コミュニケーションの輪が広がります。世界中のWEBサイトにアクセスできたり、遠く離れた人とも写真や動画を共有できたりと世界中の様々な人やモノとつながることができる便利なツールです。
危険な落とし穴が
しかし、使い方を間違えると、事件や犯罪に巻き込まれるきっかけとなったり、人を傷つける「凶器」にもなったりします。軽い気持ちで投稿したメッセージや写真によって、他人や自分自身の名誉、プライバシーを侵害し、平穏な生活や身体・生命を脅かす事態につながることもあります。表現の自由や知る権利をより一層享受できるようになった一方で自分の人権が侵害されたり、他人の人権を侵害したりするかも知れないことを忘れてはいけません。(次回に続く)
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更新日:2025年08月07日