広報6月号

更新日:2025年08月07日

6月23日から29日までの一週間、男女がその個性と能力を十分発揮できる男女共同参画社会の形成に向け、「男女共同参画週間」が始まります。

ジェンダーギャップ指数

2024年日本は調査対象国146ヵ国中118位でした。
とりわけ、政治・経済分野は改善の傾向こそみられるものの依然として大きな男女格差が生じています。とりわけ、政治参画は大きな課題で、女性の政治参加比率は低い状況です。衆議院議員465人中女性は48人で、9・68%、都道府県知事の女性の割合は4・3%しかありません。
ある研究所による2021年の世論調査では、「女性議員が少ない原因」の第1位は、「社会に政治は『男性のもの』という意識があるから」でした。男性優位社会という印象の影響がうかがえます。

世界一連続15年 アイスランド

   この調査では、15年連続1位がアイスランドで、日本と大きな差があるのが「政治」と「経済」の分野です。
アイスランド議会では議員63人のうち女性は30人で、47・6%です。多くの政党が選挙の際、候補者の40%が女性となるよう自主的に定めているということです。当然ですが、議場に入っていく女性が多く、中には赤ちゃん連れの女性もいるようです。

ロールモデルの存在

   アイスランドには、1980年から16年間大統領を務めたビグディスさんという女性がいました。現在94才の彼女は今なお国民の敬愛を集めています。
   書店には彼女の生涯を描いた絵本が売られており、シングルマザーだった彼女が、周りの偏見を乗り越え、大統領になるまでの苦労が描かれているということです。
   アイスランドの国民は今も、男女間の格差をなくす重要性を次の世代へと伝え続けています。

この記事に関するお問い合わせ先

住民生活課 人権尊重・部落差別解消推進室
〒879-1592 大分県速見郡日出町2974番地1
電話番号:0977-73-3132
ファックス:0977-72-7294
メールフォームによるお問い合わせ