広報12月号
誰もが安心できる避難所に
今年の8月8日、日向灘でM7・1の地震が起きました。これを受け、政府は初めて、今後一週間は巨大地震が起きる確率が高まったとして、南海トラフ地震臨時情報(巨大地震注意)を発令しました。
さらに、8月後半の台風10号は各地に大きな被害をもたらしました。日出町でも町内全域に避難指示が発令され、避難所も開設されました。
いつ起きるかわからない大災害に対し、普段からの備えはもちろん、開設される避難所には、女性・子ども・障がいのある方・性的マイノリティの方など、誰もが安心できる環境づくりが求められています。
今回は、内閣府男女共同参画局が作成した、『誰もが安心できる避難所づくり』パンフレットから、男女共同参画の視点や多様な人々への配慮について考えてみます。
◇平常時にできること
・自治区の防災計画や運営マニュアルにも、男女共同参画に配慮したポイントを入れておく
・訓練時は、多様な人々に配慮した内容にする
・備蓄の品目等も、男女のニーズや子育て家庭等のニーズを考慮して購入する など
◇開設時にできること
・間仕切パーテーションの活用
・男女別の洗濯物干場、更衣室、休養スペース等の設置
・単身女性や女性のみの世帯用エリア、授乳室の設置
・行きやすい男女別トイレや高齢者や障がいのある方に配慮したトイレの設置 など
◇運営・管理時にできること
・ 運営に女性や当事者の参画・女性や子育て家庭の意見、ニーズの把握
・避難者名簿等の情報管理の徹底
・DV被害者名簿の管理の徹底
・防犯ブザーや笛の配布 など
このような避難所の開設・運営には、災害が起きる前から男女を交えた多様な人々で話し合い、決めていくことが大切です。
この記事に関するお問い合わせ先
住民生活課 人権尊重・部落差別解消推進室
〒879-1592 大分県速見郡日出町2974番地1
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更新日:2025年03月31日