広報11月号
地域共生社会の実現を目指して
重層的支援体制の充実を
近年、家族の構成や就労の形態など、ライフスタイルが多様化してきたと言われています。『望まない孤独・孤立』という言葉も聞かれるようになりました。地域社会の変化は、『つながり』の希薄化や社会的孤立を招き、解決の難しい課題が増加しています。
高齢者・障がい者・子ども・生活困窮者にとっても、ますます暮らしにくい世の中となっています。個々の対象者別の福祉制度やサービスだけでは十分にケアしきれなくなってきており、ダブルケア(子育てと親の世話・見守り・介護が同時期に発生する状況のこと)や8050問題、ひきこもりなどの新たな問題も生じています。
こうした複雑化・複合化した課題への取り組みを行うには、複数の相談機関や支援機関の連携、地域の住民や団体との連携が不可欠です。課題を抱え孤立する世帯をいち早く発見し、深刻化する前に必要な支援につなぐことが最重要となります。
すなわち、重層的支援体制事業(以下、重層事業)の充実です。
安心して暮らせるまちに
大阪府の高槻市では現在、重層事業として次の3つの支援、
1.「世代や属性を問わない相談支援」
2.「多様な社会参加支援」
3.「地域づくりに向けた支援」
を実施し、よりきめ細かなセーフティネットを張り、複合課題への対応や孤立させない社会の形成をめざしています。
私たち一人ひとりも、悩みを抱えた人や家庭に自分たちは何ができるのかを考え、声かけなどをしながら、誰もが孤立せず安心して暮らせる町(まち)をつくっていきましょう。
この記事に関するお問い合わせ先
住民生活課 人権尊重・部落差別解消推進室
〒879-1592 大分県速見郡日出町2974番地1
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更新日:2025年03月31日