広報6月号

更新日:2024年06月14日

こどもアドボカシーとは

こどもアドボカシー

  こどもたちがより幸せに暮らせるように、こどもの意見を尊重し、社会に反映しようという動きが高まりをみせています。こどもの意見を尊重しようとするとき、こどもアドボカシーについて知っておく必要があります。
   こどもアドボカシーとは、ラテン語に由来し、こどもが意見や考えを表明できるようにサポートすることです。対象は、社会的養護(こどもの養育に困難を抱えている等)のこどもがメインとなります。
   児童福祉法の改正により、2024年から、「児童の意見聴取等の仕組みの整備」が実施されます。これによって、児童養護施設や一時保護施設のこどもたちへの措置を検討する際、こどもの意見を聴くことが盛り込まれました。
   しかし、社会的養護のこどもに限らず、家庭の中にも自分の声を聴いてもらえないと感じているこどもはいるはずです。こどもの声を社会に反映させるには、あらゆるこどもに
こどもアドボカシーが必要です。

   こどもの意見を尊重するためにできることは・・・

1.声をあげやすい環境をつくる

   日頃からこどもとの信頼関係構築につとめ、こどもが安心して声をあげられる環境をつくることが大切です。

2.普段から自分の考えを表すことを 認める

   日々の生活の中で湧き上がる思いを認め、「言っても無駄」と諦めさせないことが重要です。

3.意見を言うことを無理じいしない

   意見を言うかどうか決める権利はこどもにあります。こども自身が話したくないと思ったときは、話す必要はありません。

4.こどもの意見を否定しない、ないがしろにしない

   せっかくこどもが意見を言っても、それを否定したり、ないがしろにしては、こどもはがっかりします。
   これらは、こどもに対してだけでなく、大人にとっても大切ですね。

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