広報1月号
制服の自由化に思う
制服の自由化の動きは?
いよいよ、今年4月の中学校入学生から、新しい制服制度への移行期間となります。
町では令和4年度から、日出中学校・大神中学校関係者による『速見郡制服検討委員
会』を立ち上げて(8回開催)、多様性・機能性・快適性などの観点からの検討を進め
てきました。
『生徒・保護者アンケートによる事前調査』や、夏休みに実施した制服展示会での
様々な意見をもとに、検討を積み重ねて、新制服を決定したとのことです。
制服は、1型(ブレザー・スラックス)と2型(ブレザー・スカート)から選択しま
す。ポロシャツを着て、ネクタイとリボンはつけません。
県立高等学校では、すでに選択制を導入している学校が半数を超えていますが、『完
全自由化(私服を認めること)』とはなっていません。
大切なことは…
実際、制服を選択するにあたっては、生徒たちが、「男のくせに」「女の子なのに」など
のジェンダーや大人の意見に縛られるのではなく、自分の意志で自由に選択(決定)でき
るような環境を、社会全体でつくることも地域の大人の役目です。
話は変わりますが、最近の小・中学校では、SDGs など地球規模の課題や身近な人権課題
について授業だけでなく、様々な活動で児童生徒が自ら考え、みんなで意見を出し合い話
し合いながら、答えや方向性を導き出すスタイルを取り入れています。
家庭や地域でも子どもたちに関することは、大人が勝手に決めずに、子どもの意見を尊重
し(じっくり聞きながら)、子どもにとって最善の利益とは何かを考えながら決めていき
たいものですね。
更新日:2024年01月31日