広報11月号

更新日:2023年10月31日

カミングアウトとは?

「私は、〇〇当事者だ」とカミングアウトされたら、あなたはどうしますか。告白の意図や背景、正しい理解が必要となりますね。

カミングアウトって?

カミングアウトとは、LGBTQ当事者であることを周囲に伝えることで、『coming out of the closet(クロー
ゼットから外に出る)』という意味です。
逆に、カミングアウトしていない状態を『in the closet(クローゼットにいる)』と表現します。
日本社会では、LGBTQに関しては認知され始めたばかりで、当事者のほとんどが『クローゼットにいる』状
態で、カミングアウトしにくい社会となっています。
また、カミングアウトは当事者にとっては、単に『する・しない』ということで済ますことのできない深刻
な問題なのだということも理解されていません。

一度では終わらない・・・

『クローゼットにいる』状態だった人が、一度誰かにカミングアウトしたとしても、その人にしたのであっ
て、そのほかの人にしたわけではありません。「この人なら分かってくれる」という思いでするのです。
当事者は、次のステージ(段階・場面)で、再びカミングアウトするか、しないかの決断を迫られます。ス
テージが変わるたびに決断を迫られ、その都度、勇気を振り絞ってカミングアウトしているのだということ
を私たちは忘れてはなりません。
だから、「なぜカミングアウトをしようと思ったのか?」というような質問ではなく、「なぜ、私にしてく
れたのか?」と当事者の思いをしっかりと考えていくことで、理解が深まっていくのではないでしょうか。
アライ(味方・理解者)となるのはあなたです。

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