広報11月号

更新日:2022年11月17日

女性に対する暴力をなくす運動

女性への暴力の根絶に向けて

11月12日から25日までの2週間、『女性に対する暴力をなくす運動』が始まりますが、2020年(令和2年)7月に日出町が実施した『人権に関する町民意識調査』のなかで、『女性の人権問題』の結果(上位5つ)は、次のとおりとなっています

Q.女性の人権について、現在どのような問題があると思いますか?

1.男女の固定的な役割分担意識に基づく差別的取り扱い…46%

2.各種ハラスメント(パワー・ハラスメント、セクシュアル・ハラスメントなど) …45%

3.職場における差別待遇(採用、昇任、賃金などの男女差)…44%

4.DV(夫婦や恋人など親密な間柄で起こる暴力)・デートDV(交際相手からの暴力)…29%

5.強制わいせつなどの性犯罪や売買春(援助交際含む) …25%

この結果は、国や県の調査と比較してもほぼ同様となっています。この背景には、『男は仕事、女は家庭』といった男女の役割を固定的にとらえる意識が社会に根強く残っており、家庭や職場において様々な男女差別を生む一因となっています。
とりわけ、性犯罪・性暴力、配偶者からの暴力、セクシュアル・ハラスメントなどの女性に対する暴力は重大な人権侵害であり、決して許されないものです。
暴力は、自己肯定感や自尊感情を失わせるなど、心に大きなダメージを与えるだけでなく、その後の人生に大きく影響します。SNSなどのコミュニケーションツールの広がりによって女性に対する暴力の被害は多様化しており、精神的暴力を含めた暴力に関する相談件数は、年々増加しています。
女性に対する暴力の根絶は、真に平等な男女共同参画社会を実現するうえで、克服すべき重要な課題です。社会的差別構造を根本から変革していきながら、『女性に対する暴力は決して許されないものである』という認識を広く社会に浸透させ、暴力を予防し、暴力を容認しない社会にしていく必要があります。

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