広報2月号

更新日:2022年06月09日

2月号 インターネットと人権 1

「便利」の裏に「危険」あり

情報の収集や発信、コミュニケーションの手段として、インターネットは私たちの生活を飛躍的に便利なものにしています。近年では携帯電話、特にスマートフォンの急速な普及に伴い、子どもたちにとっても身近なものになっています。

インターネットでは、自分の名前や顔を簡単には知られることなく発言することができます。そのため、匿名性を悪用した人権侵害が発生しています。最近では、いじめなどの事件をきっかけに、インターネット上に、不確かな情報に基づき、その事件の関係者とされる人たちの個人情報を流す書き込みや、誤った情報に基づいて全く関係のない人たちを誹謗中傷(根拠のない悪口や嫌がらせ)する書き込みがされています。また、インターネットを通じた誘い出しにより未成年者が性的被害や暴力行為に遭うなど、犯罪に巻き込まれる事例も多く発生しています。

いったん掲示板などに書き込みを行うと、その内容がすぐに広まってしまいます。また、その書き込みをネット上から完全に消すことは容易ではありません。誹謗中傷や他人に知られたくない事実、個人情報などが不特定多数の人々の目にさらされ、そのような情報を書き込まれた人の尊厳を傷つけ、社会的評価を低下させてしまうなど、被害の回復が困難で重大な損害を与える危険があります。また、このような人権侵害は、名誉毀損などの罪に問われることもあります。

人権を侵害しないために

インターネットを利用するときも、直接人と接するときと同じようにルールやモラルを守り、相手の人権を尊重することが大切です。インターネットでつながった先にいるのは、心をもつ生身の人間であるということを忘れずにコミュニケーションをとりましょう。

他人を誹謗中傷する内容・差別的な発言・他人のプライバシーに関わる情報・安易にあいまいな情報を書き込まないようにしましょう。そして、書き込みが不特定多数の人に見られる可能性があるということを常に意識し、加害者にも被害者にもならないようにしましょう。

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