広報12月号

更新日:2022年06月09日

12月号 高齢者の人権

いつまでも自分らしく

町内の保育所・こども園・幼稚園や小中学校では、地区の老人クラブなどからゲストティーチャーをお招きし、竹馬やこま回し、お手玉、あやとりなどの『昔の遊び』を教えていただき、交流・親睦を深めています。このような高齢者のやりがいや若い世代の学びとなる取り組みの拡がりが期待されています。

さて、9月末現在、日出町の総人口の30・6%、約3人に1人が65歳以上で平均年齢は47・5歳となっています。我が国は、すでに『高齢社会』から『超高齢社会』へと突入していますが、日出町も同様なことが言えます。元気な方もおられますが、介護が必要な方も増えてきています。

町民意識調査結果から

日出町は昨年『人権に関する町民意識調査』を行いました。その中で、高齢者の人権について、次のとおり、解決しなければならない課題が多く挙げられています。

Q高齢者の人権について、現在どのような問題があると思いますか (アンケート結果の抜粋)

「振り込め詐欺や悪徳商法の被害者が多いこと」59.7%

「経済的な自立が難しいこと」47.5%

「一人暮らし、閉じこもり、寝たきりなどの不安やそれらによる不便があること」44.8%

「働ける能力を発揮する機会が少ないこと」31.6%

「病院での看護や介護施設での介護において、劣悪な扱いや虐待を受けること」30.5%

「家庭内での看護や介護において、劣悪な扱いや虐待を受けること」24.1%

「邪魔者扱いにされ、つまはじきにされること」19.5%

 

私たちはみな平等に年をとっていき、身体的・精神的な衰えから逃れられません。一方で、誰もがいつまでも自分らしく、人間らしく生きていきたいという願いを持っています。高齢者の人権問題は、私たち一人ひとりの人権問題でもあるのです。

誰一人取り残されず、豊かで幸せな人生を送るためには、話し合い、支え合い、助け合いが必要です。そうしながら、誰もが安心して暮らすことのできる共生社会を築いていきましょう。

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