食中毒について
食中毒とは
ある種の微生物や、有毒、有害な物質が付着した飲食物の摂取により引き起こされる急性胃腸炎症状などのことを「食中毒」といいます。
食中毒予防の3原則と6つのポイント
食中毒予防の3原則
- 食中毒の原因菌をつけない(洗う・包む)
- 食中毒の原因菌を増やさない(早めに食べる・低温保管)
- 食中毒の原因菌を殺す(加熱・殺菌)
食中毒予防の6ポイント
- 食品の購入(新鮮な物、消費期限を確認して購入するなど)
- 家庭での保存(持ち帰ったらすぐに冷蔵庫や冷凍庫で保存するなど)
- 下準備(手を洗う、きれいな調理器具を使うなど)
- 調理(手を洗う、十分に加熱するなど)
- 食事(手を洗う、室温に長く放置しないなど)
- 残った食品(きれいな器具容器で保存する、再加熱するなど)
- これらのポイントを守って、食中毒をなくしましょう。
それでも、もし、腹痛や下痢をしたり、気分が悪くなった場合は、かかりつけの医師に相談を! - 特に子どもや高齢者、病気で免疫機能の低下している人は夏場でも、十分加熱したものを食べるようにしましょう。
(注意)食中毒菌の中には十分加熱しても、細菌の出す毒素が分解されず食品中に残ってしまうもの(黄色ブドウ球菌など)や、冷蔵を徹底しても、非常に少ない菌量で発症してしまうもの(カンピロバクター、ノロウイルスなど)もあります。しかし、この予防3原則を守ることによって、食中毒を起こす危険性を最小限にすることができます。
黄色ブドウ球菌食中毒について
感染経路
人や動物の皮膚、粘膜に生息しており、長時間作り置きして毒素が産生された食品を喫食して食中毒が発生する。(主な食材:おにぎり、調理パン、菓子)毒素による食中毒で、食後1〜5時間で症状があらわれる。
症状
吐き気、嘔吐、腹痛などの症状があらわれる。
予防のポイント
- 手指に傷がある場合は調理しない。
- 指輪などを外し、手洗い消毒を徹底する。
- 調理する場合は使い捨てのビニール手袋などを使用する。
- 長時間の作り置きをしない。
ウェルッシュ菌食中毒について
感染経路
ウェルッシュ菌は、土壌や食肉、野菜など自然界に広く存在する。
熱に強い芽胞を形成し、また無酸素状態を好むといった特徴から、大量に調理したカレー、スープ、弁当などが原因となることが多く、「給食病」の異名を持つ。
症状
発症までの時間は食後8〜12時間であり、下痢や腹痛などの症状があらわれる。
予防のポイント
- 調理後は早めに食べる。
- やむを得ず保存するときは、底の浅い容器に小分けし、急速に冷却する。(室温で放置しない。)
- 保存後の食品は、再加熱して食べる。
- 長時間の作り置きをしない。
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更新日:2022年03月31日