光化学オキシダント(スモッグ)について

更新日:2023年05月18日

「光化学オキシダント(スモッグ)」って何?

”光化学オキシダント”とは、工場・事業場や自動車などから排出される大気中の窒素酸化物や炭化水素が、太陽の紫外線による光化学反応によって生成されるオゾン等の酸化力の強い物質の総称です。

   特に風が弱く、気温が高めで、直射日光の強い日には、この光化学オキシダントが高濃度になり、大気中が白くもやがかかったような状態になります。この現象を”光化学スモッグ”といいます。

光化学オキシダント(スモッグ)注意報・警報について

大気中の光化学オキシダントの濃度によって、次の4段階の注意報・警報等が発令されます。  

大気中の光化学オキシダントの基準濃度による注意報・警報等の発令条件
段階 基準濃度(※) 県や役場の対応
予報 0.10ppm以上
  • 注意報・警報に切り替わった場合に備えます。
注意報 0.12ppm以上
  • 広報車等で町内にお知らせします。
  • 警察等の各関係機関に協力を求めます。
  • 関係工場等に排ガスの削減を要請します。
警報 0.24ppm以上
重大警報 0.40ppm以上

(※)基準濃度:基準測定点における光化学オキシダント濃度の1時間値

光化学オキシダント(スモッグ)による健康被害について

ただちに健康に影響があるわけではありませんが、大気中の光化学オキシダントの濃度が高くなるほど、下記のような症状を訴えるケースが増える可能性があります。

主な症状

  • 目がチカチカする、目が痛い、涙が止まらない
  • のどが痛い、せきが出る、息苦しい
  • 吐き気がする、頭痛がするなど

また、この症状は、子どもに多く発生する傾向があり、屋外で運動中の被害は重症になる場合がありますので、十分な注意が必要です。

光化学オキシダント(スモッグ)注意報・警報が発令された場合の注意点について

注意報・警報が発令されたら、解除の通知や広報があるまで以下の点にご注意ください。

  1. できるだけ屋外での激しい運動を避けて、屋内に入りましょう。
  2. ぜんそく等の呼吸器系疾患やアレルギー体質等の方は、外出を控えましょう。
  3. 屋内でも、なるべく窓を閉めましょう。
  4. 排ガスを減らすために、自動車の運転は必要な場合を除き控えましょう。
  5. 目やのど等に刺激を感じたら、すぐに屋内に入り、十分にうがいや洗眼をしましょう。
  6. 症状が改善しない場合や重い場合は、早めに医師の手当てを受けてください。

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