風水害に備える

更新日:2022年03月31日

レインコートを着た男性が雨風に吹かれて傘が飛ばされそうになっているイラスト

 日本列島には毎年多くの台風が接近・上陸します。また、近年、梅雨時期を中心に「ゲリラ豪雨」と称される局地的大雨がたびたび発生し、これらによる大きな被害が報告されています。日出町は比較的雨が少なく、また大きな河川もないことから、風水害による被害を受けにくい場所です。しかし、南畑・豊岡地区の山間部や傾斜地を中心に、土砂災害等の恐れがある地域は少なくなく、決して油断はできません。不意の災害から身を守るため、私たちは常に万全の備えをしておく必要があるのです。

家の内外の風水害対策

  1. 屋根
     瓦のひび・割れ・ずれ・はがれ等がないか確認しよう。トタンなどの場合はめくれ・はがれがないかを確認しよう。また、アンテナがしっかり固定されているかも確認。
  2. 雨どい・雨戸
     雨どいに落ち葉や土砂等が詰まっていないか、継ぎ目のずれや塗装のはがれ、腐りはないか確認しよう。雨戸はガタツキやゆるみがないか確認。
  3. 窓ガラス
     ひび割れ、窓枠のガタツキはないかを確認し、強風による飛来物に備えて、雨戸を立てたり、外から板でふさぐ。また、内側からバツ印にガムテープを貼る
  4. 外壁
     亀裂や腐り、浮きがないか確認しよう。
  5. 外回り(ベランダも)
     庭木には支柱を立てたり、鉢植えや物干竿など、風で飛ばされる恐れがあるものは室内に移動しよう。
  6. 屋内
     停電に備え、懐中電灯や携帯ラジオの準備をし、いつでも避難できるように非常持出品の準備をする。断水の可能性もあるので、飲料水や非常食を確保しておこう。テレビやラジオの気象情報を聞き、むやみに外出しないようにしよう。

土砂災害対策

3人の人がヘルメットをかぶって家の外に避難しているイラスト

 土砂災害は勾配が急な場所(急傾斜)や、渓流(普段は水が流れてなくても、雨が降ったときに水の通り道になる場所)を中心に発生する。山林の多い日本においては、最も気を付けなくてはならない災害の一つだ。土砂災害の前ぶれがあったときは早急に避難をしよう。

  1. 崖崩れの前ぶれ
     「地下水や湧水が止まり、崖から水が湧き出る」 「崖に亀裂が入り、小石がぱらぱら落ちてくる」 「斜面がふくらむ」 「斜面の方から大きな音がする」など
    (注釈)「崖崩れ」とは、雨がしみ込んで柔らかくなった斜面が急激に崩れ落ちる現象。日本で最も多い土砂災害で、突発的に発生するため、避難が間に合わないことが多い。
  2. 土石流の前ぶれ
     「山鳴りがする」 「雨が降り続いているのに川の水位が下がる」 「川の流れが濁り、流木が混ざり始める」など
    (注釈)「土石流」とは、長雨や集中豪雨により、土砂が水と一緒に一気に流れ下りる現象。速度が速く、強大な破壊力を持つ。
  3. 地すべりの前ぶれ
     「地面にひび割れができる」 「沢や井戸の水が濁る」 「崖や斜面から水が吹き出す」など
    (注釈)「地すべり」とは、大雨によりゆるくなった斜面の一部が、地下水の影響と重力で下方へ移動する現象。速度はゆっくりだが、広範囲に被害をもたらす。
  4. 土砂災害の予防策
     土砂災害を予防するには、まず水はけをよくすること。水路にたまったゴミを取り除き、水が溜まりやすい場所には水路を造ろう。また斜面に対し、直接崩れにくくする策を施すことも有効。崩れそうな場所はよう壁を打つなどして土止めをする。また、斜面の危険な場所に水が流れ込まないよう、ブルーシートで覆ったり、斜面上部に土のうを置こう。

土砂災害危険予想地域は「日出町防災マップ」でチェック

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