町長室から(第20回)
九重町の牧戸あたりでは、地元の宿泊施設の人の話によると今年の紅葉は例年より早かったとのことです。
日出町では例年並みの時期に紅葉したように思えて、今年はいつもの年より長く楽しめたような気がします。
10月6日から始まった第33回国民文化祭2018と第18回全国障害者芸術・文化祭おおいた大会の日出町事業は、各会場とも多くのご来場者で賑わいました。
今回の大会を契機に、芸術・文化に対する理解と関心が深まり、日出町における芸術・文化がさらに発展していくことを期待しています。
各事業の開催にご尽力いただきました役員、関係者、そしてボランティアの皆さま方のご労苦に敬意を表しますとともに、心より感謝申し上げます。
給食センターの建設用地について
4月以降、町内各地区ごとに説明会を開催してまいりました。
お忙しい中にもかかわらずご来場いただいた多くの皆さまに感謝申し上げます。
また、保護者の会などの団体やグループの皆さまにも、意見交換の機会を作っていただき、ありがとうございました。
皆さまから多くのご意見をいただきましたが、いくつかを紹介すると、
- 早く給食センターを建設して欲しい。
- 建設検討委員会が検討した4つの候補地の中から決めるべき。
- ふれあいグラウンドは町の中心にあり、配送条件がよく、財政的にも良い。
といった内容でした(ほかにも、議会だよりNo.114で紹介されているのでご参照ください)。
また、ふれあいグラウンドの直近の利用状況についての情報提供もありました。
ドクターヘリの離着陸回数についてですが、今年に入って9月までに6回あったとのことです。
一昨年までの4年間の平均が年2.5回ですから、大幅に増加しているという状況です。
いただいた意見や提供された情報を踏まえて、再度検討をすることにしました。
ふれあいグラウンドについては、前述のように最近のドクターヘリの離着陸回数が、昨年の検討時に把握していた年平均離着陸回数を大きく上回るようになってきており、町民の救急時の安全・安心の確保の面から重要度が高まっていること、子どもを遊ばせたいのでふれあいグラウンドを使わせて欲しいとの声が子育て世代から広く上がってきたこと、また大規模災害時の防災拠点としてグラウンドを残して欲しいとの声があったことなどから、グラウンドをそのままにしておくことも選択肢のひとつとして検討することになりました。
ふれあいグラウンドを残すことになれば、新たに用地を取得する必要があります。
そこで、学校給食センター建設検討委員会からの報告に立ち返って、再度検討することにいたしました。
建設検討委員会が評価順位第一位としていた日出インター東側の地域は、庁内での検討においても、最も優れている地域だと評価されていたことから、この地域で用地を取得することをもう
一度想定し、様々な角度から詳細に検討しました。
その結果、必要とする用地の位置や面積、形状等を分析し、工夫を加えることにより一定程度経費を圧縮できるとの見通しが立ちました。
そうしたことから、ふれあいグラウンド以外に建てる場合、用地取得費は必要になりますが、各町立学校に速やかに配送できる利便性の高さなど給食センターに必要な条件を全て満たす日出インター東側の町道二本榎弥四郎線沿いの土地を買収し、給食センター建設用地として確保することといたしました。
町民の皆さまには、説明会の場のみならず様々な場面でご意見をお聞かせいただき、ありがとうございました。
時間はかかりましたが、皆さんから貴重なご意見をお聞きできたことは大変有益だったと思っております。
今後は、当初からの予定どおり2021年度内の供用開始を目指して努力して参りますので、ご理解とご協力をよろしくお願いします。
(注意)以上の内容は「広報ひじ」平成30年12月号に掲載されたものです。
更新日:2022年03月31日