町長室から(第25回)

更新日:2022年03月31日

ピンク色のバケツの中にいる魚を白い台の上に放流している子どもたちの様子

今年のゴールデンウイークは10連休ということで、かつてない長期間でした。天候に恵まれたこともあり、観光施設は多くの人出で賑わったようで、国道10号は連休初日から混雑していました。

県内の主な大型商業施設についても、来客数が多く売上高が前年同期を上回ったようで、長い休みが旅行や行楽だけでなく消費にも貢献したようです。

連休明けに開催した城下かれい祭りも天気に恵まれて、多くのご来場者で賑わいました。花火大会も多くの方に観覧いただきましたが、そんななかでも事故なく終えることができましたことに感謝申し上げます。来年も皆さまのご来場をお待ちしております。

交通安全について思うこと

春の全国交通安全運動が5月11日から10日間の日程で行われました。運動開始前日の10日、杵築日出警察署管内交通死亡事故ゼロ500日達成を記念する式典が警察署において開催されました。この500日は、杵築日出署に統合されて以来初めて達成したということです。

これを日出町内に限ってみると、交通死亡事故のなかった期間は、同日現在で753日となります。2本の国道と日出バイパスが通っていて、しかも東九州自動車道と大分自動車道のジャンクションがあり、さらに速見インターもあることから、日出町は交通の要衝といわれます。そういった条件の中で、このように長期間にわたり死亡事故が発生していないことについては、杵築日出警察署、町内における交通安全推進協議会や交通安全協会の会員そして各事業所が交通事故防止に取組むとともに、町民の皆さんそれぞれが交通安全に対する高い意識を持っていただいていることが大きな要因と思っております。

一方で県内に目を向けると、今年の交通事故件数は前年に比べ減少しているものの、死亡者数は18名と昨年の約1.6倍になっています。(5月23日現在)

昨年は、統計を取り始めた昭和27年以降で最低の39名だったとのことですが、今年の3月以降は、県内における交通死亡事故のニュースがしばしば流れています。全国を見ても、ゴールデンウイークの前の週に、東京・池袋で乗用車が暴走し、歩行者や自転車に乗った人をはねると言う事故が発生しました。この事故では、自転車に乗っていた幼児とその母親が亡くなりました。また、連休明けの5月8日には、滋賀県大津市で、右折しようとした乗用車が直進してきた軽自動車にぶつかり、その弾みで軽自動車が歩道にいた保育園児をはねて死亡させるという事故がおきました。こういった痛ましい出来事を見聞きするとやるせない気持ちになります。

町民の皆さまには、自動車を運転する際には事故防止に最大の注意を払っていただき、また歩行時においても事故に遭わないようご自分の身を守ることにご留意いただいて、皆さんのお力により753日を千日、二千日と限りなく延ばしていただきたいと思っております。

町といたしましても、警察署や交通安全協会などとともに交通安全の啓発活動に取り組んでいます。さらに、高齢者が交通事故の当事者になることを防止しようという取組の一環として、運転免許証の自主返納者に対してバスの回数券などの交付をしています。昨年度は89名の方が利用されました。加えて、今年度からはタクシー券の交付もできるようにいたしました。また、現在所有している車に急発進防止装置を取り付ける際の助成も昨年度から行っていますので、ぜひご活用ください。

県民体育大会について

今年は、大分県民体育大会が6月22日~24日を主日程に開催されます。秋にラグビーワールドカップが県内でも開催される関係で、例年よりずいぶん早い開催日程となりました。総合開会式は、先日竣工した昭和電工武道スポーツセンターにおいて5月26日に行われ、先行開催の一部の競技が実施されました。

昨年は、選手の皆さんのご活躍により、総合10位、躍進5位という結果でB部を堅持できました。今年の県体は、豊肥地域を中心に開催され、速見郡からは公開競技を含めて26競技に441名の選手で大会に臨みます。

暑いなか、選手が頑張って競技に取り組んでいる姿をぜひご覧いただき、応援していただきたいと思います。よろしくお願いします。

(注意)以上の内容は「広報ひじ」令和元年6月号に掲載されたものです。

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