町長室から(第39回)

今年は、台風10号が通過した後の9月上旬から暑さが緩んできて、秋の気配を感じるようになりました。さらに先月中旬位から朝晩が涼しくなってきて、久しぶりに長い秋を感じています。例年なら、今頃はあちこちでイベントが開催されていて、日出町でも産業文化祭りなどで賑わっているころですが、今年は外出先が少なくなっています。町民の皆さまには、ご不自由をおかけしますが、いましばらく感染拡大防止にご協力をお願いします。

10月21日、賃貸住宅で知られる大東建託株式会社が、『街の住みここちランキング2020〈大分県版〉』を発表しました。ランキングは、現在居住している街についての『全体としての現在の地域の評価』の平均値を集計して作成したとのことです。その結果によると、『街の住みここち』の総合トップが日出町ということでした。

また、それとは別に用意した『住みここち』に関する設問についての評価も紹介されていました。この設問は『親しみやすさ』『交通利便性』『生活利便性』『静かさ・治安』『イメージ』『自然・観光』『行政サービス』『物価』の8分類になっています。

この中で、『親しみやすさ』『静かさ・治安』『イメージ』『行政サービス』『物価』の5つが県内で1位ということでした。

回答者からは、交通の利便性の良さや閑静な住環境のこと、公共施設が充実しているといったコメントがあげられており、その中に、「近隣住民がマナーを守って住みやすい」という声がありました。私たちが住む町をこのように表現してくれるのは素直に嬉しいですね。今回の吉報を皆さんと一緒に喜びたいと思います。

日出町は、海・山があり自然が豊か、水に恵まれている、交通が便利、商業施設や医療機関が充実している、犯罪が少ない、児童生徒の学力水準が高いなど魅力がたくさんあります。

これからも「日出町は住みやすい」と言われるように、皆さまとともに今の魅力にさらに磨きをかけていきたいと思います。

10月13日に町議会第3回定例会が閉会しました。今回も新型コロナウイルス感染症に係る経済対策を提案して議会の承認をいただきましたので、その中の一つである『ひじまちKIRARI(きらり)プレミアム商品券』を紹介します。

新型コロナウイルス感染症の影響を受けた事業者を支援するとともに、地域経済を再活性化するために発行するものです。1冊1万円で発行しますが、これには3千円分のプレミアムがついています。商品券は、登録された町内の事業者から購入等をする際に利用できますが、一部は専門量販店の直営店などでも利用可能です。お一人につき3冊まで申し込むことができ、購入は事前予約制です。締め切りを11月4日としています。既に回覧で全戸に申込書を配布しておりますので、ぜひご利用ください。

このほか、宿泊施設を支援する事業も行います。新型コロナウイルス感染防止のための外出自粛により、宿泊施設は厳しい経営を強いられています。そのため、町内の宿泊施設の利用拡大に取り組むことで経営支援と町内消費の拡大、雇用の確保に繋げていきます。

宿泊施設は、大規模なものから少人数向けのものまで含めると町内に8施設あります。これらのうち、日出町の登録を受けた宿泊施設を利用する際に、料金の一部を町が負担するというものです。国が実施しているGoToトラベルを併用できる施設であればさらに低廉な料金で宿泊することができますので、この機会にぜひ町内の宿泊施設をご利用いただき、コロナ疲れを癒してください。

(注意)以上の内容は「広報ひじ」令和2年11月号に掲載されたものです。