町長室から(第42回)

更新日:2022年03月31日

2月14日、国民が待望していた新型コロナウイルスワクチンが、厚生労働省に正式承認されました。これにより、感染防止対策は、新しいステージに移ることになります。このワクチンの有効率は95%ということで、接種後の感染率は、接種しなかった場合に比べ20分の1に下げることができます。

承認から3日後、首都圏で医療従事者を対象に先行接種が始まりました。県の説明によると、県内でも2月22日から、3つの病院の医療従事者約千人を対象に先行接種が行われ、3月中旬以降、医療従事者約5万人に優先接種が行われます。市町村が行うのは、4月以降に開始する高齢者約40万人を対象にした優先接種で、3カ月以内の接種完了をめざすとのことです。高齢者以外の方については、その後になります。

日出町では、1月27日にワクチン接種対策室を設置しました。現在、高齢者約9千人を対象に接種する準備を進めています。課題の一つは、ワクチンの管理の難しさです。今回認証を受けた米国ファイザー社製のワクチンは、マイナス75度以下を維持できる超低温冷凍庫で保存する必要があります。また、一つの容器(バイアル)には6回分(使用する注射器によっては、5回分になることもあります)が入っており、希釈して注射することとなりますが、希釈後は6時間以内に接種しなければならないという制約があります。そうしたことから、貴重なワクチンを無駄なく接種するには、計画的に医療機関などに来所していただく必要があるため、町民の皆さまに日程や時間などの調整をお願いする場合が想定されます。接種の体制が整ったらお知らせしますので、その際には、ご協力をよろしくお願いします。

(注意)以上の内容は「広報ひじ」令和3年3月号に掲載されたものです。

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