町長室から(第44回)
日中は暖かくなってきましたが、朝はまだ気温が低い日があり体調の維持が難しい時期です。現在はコロナ禍ということで、毎日が何とも言えない閉塞感に包まれていて、気分がすっきりしないという方は多いのではないでしょうか。
そんな中、先月12日の朝、明るいニュースが飛び込んできました。ゴルフの世界4大大会の一つであるマスターズで、松山英樹選手が優勝しました。これまで何人もの日本人選手が挑戦してきましたが高い壁に阻まれていました。今回の日本人初の快挙は、国民に元気と誇りを与えてくれました。心から祝福をしたいと思います。
また、松山選手のキャディーも話題になっています。プレーが終わって18番ホールを去る際に、早藤キャディーが帽子を取りコースに向かって一礼した行為が外国のメディアから高く評価されています。アメリカのファンからは「一流のふるまい」「偉大な文化」「感銘を受けた」などの反響があり、感動が広がっているということです。久々にビッグな明るい話題に恵まれるとともに、お辞儀という日本の文化が改めて世界に高く評価される機会になりました。
その早藤氏が、大会後に『めざまし8(フジテレビ)』のインタビューに応えて言うには、4日間の中で「奇跡の一打はなかった」ということです。松山選手が「やるべきことをちゃんと準備してきて、彼の経験がすごく生きた」と言っています。
成果を出すにはスポーツの世界でも、やるべきことをきちんとやることが重要なようです。役場は、今年を信頼回復の年と位置付け、事務の適正な執行に努めています。やるべきことをきちんとやる!これを徹底することで、頼られる役場を目指してまいります。
さて、いよいよ今月から施設入所者以外の高齢者へのワクチン接種を開始します。多くの皆さんの接種で、新型コロナウイルスを封じ込めて早く通常の生活に戻しましょう。ご協力をよろしくお願いします。
(注意)以上の内容は「広報ひじ」令和3年5月号に掲載されたものです。
更新日:2022年03月31日