町長室から(第75回)
台湾総領事が来町
1月29日、台湾の駐福岡台湾総領事館の総領事を務めている陳銘俊さんが日出町役場を訪問されました。台湾と日出町の交流を進める目的で、来町されたものです。
町の概要を説明した後、日出町の良さを感じてもらうため、町内の観光施設と町を一望できる城山に案内しました。日出町が気に入ったようで、同行した夫人としきりに写真を撮っていました。
案内する車の中で陳氏から、日本が台湾を統治した歴史についての話題が出ました。陳氏によると、台湾の人はそのことを否定的に考えておらず、あの時代があったから今の台湾があると思っているとのこと。ダムや水路を作って農業を振興した八田與一のことを例に挙げ、日本人が一緒に台湾を発展させてくれたと話していました。 日本と交流したい、友好的な関係を続けたいというのは、先人が台湾の人と築いてきた関係あってのものと感じました。
陳氏からは、経済面のみならず教育や文化などで交流を望んでいる、私が懸け橋になるとの話がありました。
また、これに先立つ昨年10月末には、台湾の桃園市の商工会議所の王棟用会長や役員が、日出町を訪問されました。商工会議所は、会員の日本進出を検討しており、日出町のことを知りたいとのことでした。
桃園市は、人口200万人規模の自治体で、同行していたメンバーからは、日出町の企業と商取引から始めたいとの話がありました。
台湾からみると、九州は日本の中でも台湾に近く、かねてから交流が活発なこと、半導体関係企業が多いことなどから、経済面で重要視されているようです。
交流によって町内企業のビジネスチャンスづくりに取り組み、企業の誘致につなげていきたいと考えておりますので、ご協力をよろしくお願いします。
(注意)以上の内容は「広報ひじ」令和6年3月号に掲載されたものです。
更新日：2024年02月28日