町長室から(第71回)

更新日:2023年09月27日

インフルエンザへの備え

インフルエンザの流行が収まりません。大分県が58の定点医療機関で行っている観測によると、直近1週間(9月11日~17日)の感染者数は473人で、1医療機関当たりでは8.16人であり、『流行』と判断する1.0人を大きく超えている状況です。保健所ごとに見ると、日出町を管轄する東部保健所管内は5.0、最も高い中部保健所管内は29.75という状況です。
例年なら、感染は冬の間に拡大し、春になったら収束するという流れを繰り返すのですが、今年は一定の増減はあるものの、年明けから9月までずっと同じような状況で、1.0人を下回ったのはわずかに5月上旬の1週間のみでした。
感染者の年齢層を見てみると、14歳までが395人であり、全体の8割を超えています。学校などで集団活動をすることが多い世代であることと、2年ほど流行がなかったことで免疫力が下がっているためではないかと思われます。
今年の7月ごろには、このような事態を予測する報道がなされていました。そのため、町としては、来る冬に備えて早くから検討してきた結果、諸般の状況を勘案して任意接種である世代のうち、中学生までのインフルエンザワクチンの接種助成を拡大することといたしました。
これまで、中学生までの任意接種は窓口における負担が3千円前後でしたが、今年度はそれを千円(例外あり。詳しくは12ページ参照)としました。接種を受けやすくすることで、感染拡大の防止に努めてまいります。
新型コロナウイルスの感染もまだまだ収まったとは言えません。コロナも冬に向けて拡大が懸念されます。かからない、うつさないの精神でコロナもワクチン接種を受けていただき、お互いの健康を守りましょう。
(注意)以上の内容は「広報ひじ」令和5年10月号に掲載されたものです。

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