町長室から(第69回)

更新日:2023年07月25日

ウィズコロナ

3月から、マスクの着用が個人の判断に任されるなど、感染防止対策が緩和されました。それ以降、出席者の多くがマスクを着用していない会議やイベントが多くなってきました。これからさらに、マスクを着用しなくてもいい場面が増えていくと思っていたら、7月13日の大分合同新聞に、県内で新型コロナウイルスの感染が再拡大しているとの記事がありました。
感染者数は、5月8日から全数把握をやめて県内58カ所の定点医療機関で把握しています。7月12日の県の発表によると、県は、定点医療機関における直近一週間の感染者数が前週から倍増し、昨年の第6波のピーク時(一日あたり400~500人)に匹敵すると推測しました。要因は、暑い日が続いて冷房のために室内を閉め切っていることで、十分な換気ができていないことだとみているようです。人工呼吸器が必要な重症患者はいないとのことですが、高齢者に広がってくると、それも心配しなければなりません。
この記事には、ほかの感染症の動向についても書かれていました。乳幼児の間にRSウイルスが流行し、昨冬からの季節性インフルエンザの流行もまだ収束していないとのことです。これまでの新型コロナウイルス感染防止対策で、ほかの感染症の感染も抑えられてきて、免疫を持っている人が少なくなっているために、これらの感染症が拡大していることが考えられるとの記述もありました。
今はウィズコロナの時期にあります。コロナをはじめとする感染症とうまく付き合っていくためには、我々はステージに応じた対策が求められます。皆さんがそれぞれ持っているマスク着用や手指消毒の判断基準も、状況に応じた柔軟な対応が必要だと思います。今一度、感染対策を確認し「かからない、うつさない」ためのご配慮をよろしくお願いします。
(注意)以上の内容は「広報ひじ」令和5年8月号に掲載されたものです。

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