町長室から(第60回)

更新日:2022年09月28日

台風14号について

9月に発生した台風14号は、一時期の中心気圧が910ヘクトパスカルという猛烈な勢力で、九州に向かってきました。上陸前は、鹿児島県で最大風速55メートルが予想されており、この風速は一部住宅の倒壊や走行中のトラックが横転するレベルであると報道されていました。

風台風で思い出すのは、令和2年9月の台風10号です。結果として上陸しませんでしたが、九州に近づいている頃の瞬間最大風速が80メートルで、家屋の倒壊の恐れを報道が強調していたこともあり、当時、町民の皆さんも危機感を持っておられました。

今回の台風はそれに似ているので、町は早い時期から強い危機感を持って情報収集に努め、18日午前3時50分に災害対策連絡室を設置しました。その後、11時過ぎに大雨(土砂災害)警報が発令されたことから、中央公民館などを避難所として開設するとともに正午に高齢者等避難を発令しました。

さらに、大分地方気象台への問い合わせ結果などから、夜のはじめから風がさらに強くなることが懸念されたので、強風による被害を懸念して、避難指示発令の準備を進めました。併せて、各区長さんには、強風による避難途中の事故を防ぐために、住まいに近い自治公民館などでも受け入れていただくようお願いしました。区長さん方には何かとお忙しいなかをご協力いただき、ありがとうございました。そして16時に避難指示を発令しました。避難者数は、総計42世帯75名でした。

その後、台風が九州から遠ざかり危険度が下がったことから、19日15時に避難指示を解除しました。今回の台風も皆さんのご協力で人的被害を防ぐことができました。ありがとうございました。

これからも、自らの命を守るための積極的な行動とご協力をよろしくお願いします。

(注意)以上の内容は「広報ひじ」令和4年10月号に掲載されたものです。

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