町長室から(第58回)
観光振興について
7月19日、大分県デスティネーションキャンペーン実行委員会に出席しました。このキャンペーンは、自治体と地元の観光関係者が、JRグループ6社と共同で開催する大型観光キャンペーンです。大分県では、過去に2回開催されています。直近の平成27年は、『おんせん県おおいた』を掲げて開催し、観光施設利用者数が、対前年同期比26%伸びるなどの成果を上げ、県内に133億円の経済波及効果をもたらしたという報告がありました。今回は福岡県との共同開催で、時期は令和6年4月から6月までです。開催に備えて、情報発信や誘客、受入体制の整備などを行っていくために組織された実行委員会は、県内の観光関係機関など84の組織の代表が出席しており、期待の大きさが感じられました。
日出町には、日出藩木下家の歴史を伝える鬼門櫓や致道館などのほか、的山荘、ハーモニーランドなどの観光資源があります。加えて、観光客の志向を捉えた新たな観光資源にするために、6年前から体験型観光の開発に取り組んできました。これを『ひじはく』と銘打っており、これまでに累計300を超えるプランを実施しました。今では着物体験、トレッキング、座禅体験、写経、旬の味覚の収穫体験、味噌作りなど様々なプランが提供できるようになりました。内容も充実してきたことから、利用された方の評価は上々でリピーターも多く、交流人口の増加につながっています。また、ニーズを踏まえて毎回内容や構成を変えており、ほとんどのプランで申し込みが定員を上回る状況になっています。
再来年のチャンスに備えてひじ町ツーリズム協会と連携し、これらの観光資源にさらに磨きをかけ、日出町をアピールしていきたいと思っていますので、皆さまのご協力をよろしくお願いします。
更新日:2022年07月27日