町長室から(第57回)

今年度から、デジタル化社会の実現に取り組んでいます。デジタル化といえば、これまでは役場のなかの業務の効率化を図るものが多かったのですが、今後推進していくデジタルトランスフォーメーション（DX）は、町民の皆さまの利便性や行政サービスの向上を主眼にしています。役場に来なければ行政手続きができない今の仕組みは、働く世代や移動手段を持たない高齢者の割合が増えていくこれからの時代にふさわしくありません。そのため、家庭にいてもインターネットを通じて手続き（電子申請）ができるようにする取り組みを進めています。昨年4月に、役場への申請などの手続きについて、9割以上の押印を廃止したのもその一環です。

この電子申請の内容によっては、申請者が本人であることの確認をするために、マイナンバーカードが必要となります。また、このカードは、写真がついていることから個人を証明するものになりますし、健康保険証としても使えるようになります。他にも、確定申告も自宅からできるので、申告会場に行って並ぶ必要がなくなります。

国は、最大2万円分のポイントが受け取れる『マイナポイント第2弾』を実施するなど、マイナンバーカードの普及に力を入れています。町も、町民の皆さまが取得しやすくするために、『（※）マイナンバーカードセンター』を暘谷駅隣の交流ひろばHiCaLi（町立図書館横）のなかに開設しました。マイナポイントの取得手続きもできます。職員がお手伝いしますので、ぜひご利用ください。

『（※）マイナンバーカードセンター』

▼開設時間 9時30分～17時30分（土曜日・日曜日も開設しています）

▼休所日 月曜日（月曜日が祝日の場合は翌日の火曜日）、祝日、第一と第三日曜日、月の最終木曜日