町長室から(第55回)
健康づくりについて
厚生労働省が令和元年に実施した健康寿命調査で、大分県の男性が全都道府県中1位、女性が4位になりました。3年ごとに行っている国民生活基礎調査の結果によるもので、その前の平成28年は男性が36位、女性が12位だったので、躍進といえると思います。
これを受けて県は、男女とも日本一に向けた独自の取り組みを進めるために、市町村ごとの強み・弱みを『見える化』する12の指標を作って分析しました。
この指標で総合評価すると日出町は、男性が県内11位、女性が15位となります。いくつかの項目を紹介しますと、日出町は、『おおいた歩あるとっく得※のダウンロード率』が高く、『通いの場の参加率』『特定健診受診率』が低くなっています。このことから、日出町民は健康づくりのために個人での取り組みが活発な反面、地域での介護予防活動への参加が少なく、また、特定健診の受診状況がよくないということがうかがえます。
この評価は、新型コロナウイルス感染症が広まる前のデータに基づいたものですが、その後2年以上にわたるコロナ禍により、外出がままならず、そのことが健康に悪い影響を与えているのではと心配しています。そのため今年度は健康づくりに力を入れることとし、早速『花咲くエールプロジェクト』を始めました。ウィズコロナの中では、大規模な集団での活動が厳しいことから、地区公民館ごとに小集団で行う計画にしております。地区公民館に集い、交流を深めながら健康づくりに取り組むことで、地域の活性化につなげていきたいと思いますので、ご参加をお願いします。
※ スマートフォンのアプリの名称。日常のウォーキングや健診などによって健康ポイントが付与され、ポイントが貯まると県内の協力店で特典が受けられるもの。
(注意)以上の内容は「広報ひじ」令和4年5月号に掲載されたものです。
更新日：2022年04月28日