町長室から(第51回)

更新日:2022年04月28日

コロナ後に備えて

新型コロナウイルスの新規感染者が激減しました。要因については、ワクチンの効果やウイルスの変異など様々な見方があるようですが、百年ほど前の通称スペイン風邪も2年ほどで季節性の感染症に変わったようですから、拡大が収まる時期が来たのかもしれません。そうであれば、コロナ禍で縮小を余儀なくされたり影響を受けたりしたことについて取り組んでいきたいと考えています。
一つは、健康づくり事業です。密を避けるために集会を持つことができず、訪問も控えざるを得なかったことから、思うように事業ができませんでした。そのため、家でじっとしている時間が増えたことによるフレイル(健康な状態と要介護状態の中間の段階)が心配されます。
また、住民同士のつながりの希薄化も懸念の一つです。日出町は、都市化が進んだとはいえ、昔からの地域のつながりが一定程度残されていると思います。それが、コロナ禍で地域の催しやふるさと祭りなどができなかったことで、一堂に会して交流する機会が失われました。まちづくりで大切なことは、地域のつながりです。互助が重要な防災においても、そのつながりは欠かせません。気軽に声をかける、茶飲み話や相談ができる、そういう地域のつながりを、今一度深めていかなければならないと考えています。
そのため、今後は、健康づくりのさらなる推進に努めて参りたいと思っています。また、町民と町、町民と町民が一緒になって地域課題の解決に取り組む『共創のまちづくり』にも取り組んでまいります。
コロナ禍で失いかけたものを取り戻し、アフターコロナあるいはウィズコロナの時代のまちづくりを進めてまいりますので、ご協力をよろしくお願いします。
 
(注意)以上の内容は「広報ひじ」令和3年12月号に掲載されたものです。

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