町長室から(第13回)

更新日:2022年03月31日

黒い屋根と外壁の建物で、入口の左右上部に2つの明り取りのモザイク窓があるトイレの外観

今年の入学式、入園式のころは良い天気が続いて、穏やかな日差しのなか、新入生は清々しい気持ちで新しい一歩を踏み出せたことと思います。

朝の通学路であいさつすると、「おはようございます」という元気な声が返ってきて、一日の始まりを明るく迎えることができます。

さて、今月の12・13日の両日は第33回城下かれい祭りです。多くの皆さんのご来場をお待ちいたしております。

日出町防災士会女性部設立について

4月15日、日出町防災士会の女性部が設立されました。

日出町防災士会は、会員に女性防災士が増えてきたことから、女性が持つネットワークと斬新な発想をこれからの防災・災害対応に生かしていこうということで、昨年から今年の2月まで5回の検討を重ねてきて実現しました。

一般的に女性は、隣近所の付き合いにとどまらず、日常生活において、学校や地域の店舗、医療機関や介護施設など、地域の施設と広くつながりを持っています。また、子育てを通じての友人やPTA関係、趣味の友人など、日頃から付き合いのある仲間同士とのネットワークを持っている方もいらっしゃいます。

災害時には様々な情報が必要になってくるため、こうしたつながりから得られる情報や連携が大いに役立つと考えられます。

さらに、災害時には乳幼児とその親、そして高齢者に対する配慮も重要となってきます。女性は育児や家事に関わる時間が男性に比べて長い傾向にあり、その分、知識と経験が豊富です。避難所運営に際して、女性や高齢者にはトイレや入浴、更衣などについて、適切な対応が必要になってくることから、防災士会女性部ができることで、女性目線での適切な提案やアドバイスができるのではないかと思っています。

こういった日常生活の細かな点に配慮できる人材は、災害時に大きな力になることは間違いなく、今回、日出町防災士会に女性部が発足したことは日出町の防災を考えるうえで大変心強く感じます。

女性部の活動は始まったばかりですが、日頃から防災・減災対策について、広い視点で考えていただくとともに、災害が発生したときは、被災者の不便やストレスをできるだけ軽減するために、そのお力を発揮していただきたいと思っています。

大神漁港のおもてなし向上について

大神漁港は、古来、風待ちの良港として知られていましたが、現在は漁港として栄えており、魚市場や多くの水産会社があります。

漁港では、日曜日を除く毎日((注意)祝祭日および月に1~2回水曜日も休業)朝7時半から朝市が開催されていて、多くの来場者で賑わっています。また、市場では、仲買人が競り落とした新鮮な魚介類をその場で購入でき、鮮魚さばき所でさばいてもらうこともできます。

近年、朝市の利用者が多くなったこともあり、「車がいっぱいで駐車できず、朝市の競りが見られなかった」「観光目的で来たので、その場で食事ができるようにしてほしい」「男女別々のきれいなトイレを整備してほしい」といった声が寄せられていました。

また、毎年1月に日出町新春健康マラソン大会が大神漁港を中心に開催されていますが、申込者が600人を超えることから、トイレや駐車場の整備は課題になっていました。

この課題を解消し、来場された方々に快適に利用していただくため、このたびトイレ・休憩所の新設、そして駐車場の整備を行い、3月30日に完成しました。

トイレは、障がい者や高齢者の方が安心して使えるように多目的トイレも設置しています。駐車場も広くなりましたので、より多くの皆さんに車で来ていただけるようになりました。

日出町は、『通過型』から『滞在型』の観光に向けて地域住民らが中心となって参加・体験型観光プランを造成しており、大神・糸ヶ浜エリアでの観光ルートは、日出城址周辺ルートと並んで、観光の核となっています。

今回のおもてなし施設の整備により、サービスを向上させることで誘客の促進を図っていきたいと思っております。

皆さん、ぜひお越しください。

(注意)以上の内容は「広報ひじ」平成30年5月号に掲載されたものです。

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