町長室から(第31回)

更新日:2022年03月31日

4つのラグビーボールとゴールが芝生を模した布に乗ったミニチュアの模型

11月下旬になって、寒くなってまいりました。中旬に九重町飯田に紅葉を見に行きましたが、色づきはもう少しという感じでした。それでも観光客は多くて、長者原の駐車場は満車のようでした。これからさらに寒くなってまいりますが、皆様、風邪などひかれないようご注意ください。

ラグビーワールドカップおもてなし報告

ラグビーワールドカップ日本大会は、11月2日に決勝戦が行われ、準々決勝で日本代表に勝った南アフリカがイングランドを破って優勝し、大会の幕を閉じました。

日本中が沸いた今回の大会ですが、大分合同新聞の記事によると、大分県で行われた試合は、5試合で計約17万3千人が観戦したとのことです。また、JR大分駅南側に設けられた公式ファンゾーンには約10万人が訪れたとのことで、期間中はラグビーの話題で盛り上がりました。

この公式ファンゾーンには、日出町も参加しておもてなしすることは、10月号に書かせていただきましたが、今回はその報告をさせていただきます。

まずは、公式ファンゾーンにおける日出町女性団体連絡協議会を中心とする女性の皆さんによるおもてなしです。

蒲江の方が作る養殖ブリのフライと干し椎茸のチップスそしてかぼすを組み合わせて、大分県版『フィッシュ&チップス』として販売しました。公式ファンゾーンが開場している15日間で2750カップの売り上げを計画していましたが、ご来場者には大変好評で、台風により中止になった10月1日を除く14日間で計画の1・5倍を超える4240カップを売り上げました。また、海外からのご来場者におもてなしの心を伝えようと和紙で折ったラガーシャツ型の楊枝入れを配布するなど、女性らしいきめ細かな対応も行って喜ばれていました。

また、日出町の『ぎんなん』もアピールしてきました。ぎんなんをレンジで温めて剥き身にして無料配布しましたが、外国人もビールのつまみにしていました。また、ぎんなんがラグビーボールに似た形をしているということを印象付けるために、職員が上の写真のような飾りを作って展示しました。全部で3回、全20キログラムを配布しましたが、3回目の10月9日は、次第に知名度が上がってきたこともあり、1日で10キログラムを配布することができました。

そのほか、10月6日に大分駅北口前広場で行われたミニ農林水産祭のイベントでは、ぎんなんの無料配布のほか、販売も行いました。この時は、べっぷ日出農業協同組合ぎんなん部会の谷俊幸部会長さんをはじめ生産者の方々が参加しました。国内でも有数の生産量を誇る日出町のぎんなんをPRする、良い機会になったと思っております。

また、農産物以外では『日出きものマムズ』の皆さんが、公式ファンゾーンで10月2日に着物着付教室を行いました。13カ国約60名の外国の方が体験され、着物を着てスマートフォンで写真を撮っていました。

中には欧米人と思われる子供もいて、どうしても着たいということで、大人用の着物を、丈を合わせて着せるシーンもありました。この着付教室は大変好評で、外国からの方々に大変喜んでいただきました。そのほか、10月18日には、特設ステージにおいて着物ファッションショーを行い、その中で日出町のPRも行っていただきました。

こうした成果の一方で、課題も見えてきました。大分県で試合をするチームのうち2チームが日出町のホテルに宿泊をしました。警備上の理由などによるものと思われますが、そのことが積極的に公にされず、歓迎などのセレモニーができませんでした。やむを得ない面がありますが、せっかく宿泊してくれたのに何かできなかったかという思いが残ります。

ともあれ、これからもこうした機会を生かして日出町や日出町の農産物などをアピールしていきたいと思っております。皆様のご協力をよろしくお願いします。

(注意)以上の内容は「広報ひじ」令和元年12月号に掲載されたものです。

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