町長室から(第7回)
9月17日、台風18号により、大分県南部は大きな災害に見舞われました。被災された方々に心よりお見舞い申し上げます。
今回の台風では、日出町でも17時に藤原地区に避難準備・高齢者等避難開始を発令しました。これは、県が提供する土砂災害危険度情報がレベル3に達したことや、直前までの時間降雨量、そして夜になって暗くなると避難が困難になることなどを総合的に判断して発令したものです。20時に解除しましたが、藤原地区の皆さんには大変ご心配をおかけしたことと思います。大きな被害がなくて何よりでした。
第70回県民体育大会について
今年の県民体育大会は、「かがやく笑顔 別杵の空に 咲きほこれ」をスローガンに、9月9日から11日を主日程として別杵ブロックを中心に開催されました。
日出町では、軟式野球、ソフトボール(女子)、アーチェリー、ゲートボール、なぎなた、そして綱引きの6競技が実施されました。
大会期間中は、私をはじめ体育協会役員などが各競技会場へ応援に伺い、選手の皆さんが真剣に取り組んでいる様子を拝見しました。
会場が分散しているため、すべての競技種目をゆっくり応援することはなかなか難しかったのですが、なかでも大神地区の住吉ふれあい公園で行われていたソフトボール(女子)の試合が印象的でしたので、ご紹介したいと思います。試合は接戦で、7回では決着がつかずにタイブレークになりました。その後も互角の戦いを繰り広げましたが、惜しくも1点差で対戦相手の豊後大野市が準決勝に進出しました。最後まで集中力を切らすことなく頑張っていた選手の姿に感動しました。
今年はこうした日出町の各競技部の活躍があって、総合10位、C部優勝そして躍進1位というすばらしい成績を収めることができました。
このような成績を残せたのは、上位入賞した競技部や選手のみならず、今大会に出場した速見郡選手全員がベストを尽くしてくださった結果だと思っています。大変お疲れ様でした。
今大会を終えて行った反省激励会では、早くも来年の大会に向けて、競技人口増加の検討や練習環境についての話で盛り上がりました。
来年は、B部での戦いになります。選手の皆さんの活躍は、町民や応援している多くの人に元気を与えてくれます。
来年もみんなで喜び合えるよう頑張ってくださいとお願いしたところです。
地域の買い物支援について
このたび、生活協同組合コープおおいたのご協力により、買い物支援施策として移動販売車を町内で運行することになりました。
これは、今年3月にコープおおいたと『ふれあいで支える地域づくり包括連携協定』を結びまして、災害時の物資の優先供給やコープおおいたの業務を通じて高齢者の見守りなどを行っていただけるようになったことによるもので、そのなかに、今回の買い物支援も含まれております。
日出町も高齢化が進んできて、買い物にもなかなか行けないという方が増えてきております。
また、中心部から離れた地域では店舗が営業をやめて、買いたくても買えないという状況が発生しつつあります。
こうしたことに対応するために、コープおおいたと連携し、取り組むことになった事業です。
この移動販売車は、『出逢いふれあいコープ便』という名前で、南端地区と豊岡の新町、中の三そして太田の各地区を毎週月曜日に運行しています。運行エリアについては、区長をはじめ地元の方々の声を聞いて選定いたしました。
販売する品目は300種類ほどで、食料品をはじめ日用品など生活に必要なものを取り揃えていただいております。運行開始から1カ月半ほど経過しましたが、毎回利用している方もいるようで住民の皆さんからは好評であり、利用者も増えつつあります。
まだ週一回の運行ですが、住民の皆さんのご要望をお聞きしながら充実していきたいと思っております。
地域の買い物手段が維持できるよう、皆さんの積極的なご利用をお願いします。
(注意)以上の内容は「広報ひじ」平成29年10月号に掲載されたものです。
更新日:2022年03月31日