町長室から(第9回)

更新日:2022年03月31日

背中に「天下の美味ここにあり 大分県日出町」の文字と大きなカレイの画像が印字された青地の法被を着た男性が大鍋から汁物をよそっている様子

今年は、アメリカ大統領にトランプ氏が就任したことが年初めから大きな話題となり、その後もトランプ氏のことがニュースで放送されない日はないくらい話題に上った1年でした。そんな平成29年もあと1カ月になりました。

11月の半ばから急に寒くなってきて、気温の変化で体調を壊しやすく、また風邪をひきやすい状況が続いております。

皆さんにおかれましては、お体にお気をつけください。

産業文化まつりについて

11月3日と4日に、中央公民館において、ひじ産業文化まつりを開催いたしました。関連イベントを含めると10月29日から11月12日の間の延べ6日間にわたってのまつりとなりました。

昨年までは産業まつりと文化まつりを別々に開催しておりましたが、日出町の産業活動と文化活動を紹介する場を一つにすることで、互いが持つ集客力によって相乗効果を生み出し町の賑わいにつなげていこうという目的で、8年ぶりに祭りを一つにし、盛大に開催いたしました。

今回のまつりにおいては、公民館ホールにて功労者表彰を行い、産業文化芸術部門で5名の皆さんが、子ども文化芸術奨励賞部門で2名の小学生と1名の中学生が受賞されました。

体育館では力作ぞろいの美術作品展が、中央公民館のホールでは女優の和泉雅子さんによる記念講演会、瀧廉太郎記念音楽会や芸能大会が開催され、ご来場者を楽しませてくれました。

中央公民館前の広場では、日出町の企業や団体がその製品や活動内容の紹介をし、駐車場ではふるさとレストランが開かれ、多くのお店が賑わいました。

また、大分県漁協日出支店が日出町の新鮮な魚介などを食材とした『海鮮アラ汁』を、JAべっぷ日出が日出町産の農産物などを食材とした『ひじグルメ汁』の無料提供を行いました。両日とも多くのご来場者で賑わっていたこともあり、それぞれ500食用意していた『海鮮アラ汁』や『ひじグルメ汁』は早々と提供が終了しました。

多くの皆さんのご協力に感謝申し上げますとともに、来年は大分県で開催される国民文化祭そして全国障害者芸術・文化祭も見据えながら、喜んでいただける祭りにするために実行委員会の皆さんと知恵を出していきたいと思っています。

年末の防犯について

年の瀬がおしせまると何かと気ぜわしくなってきます。そして交通事故や犯罪が多くなることが心配されます。

大分県内の刑法犯認知件数は、過去20年間を見てみると平成10年度以降増加し、平成15年にピークを迎えて1万7362件となります。このころの日出町は、県下で犯罪の発生率が高い部類に属する町でした。県内の件数は平成16年からは減少に転じて平成28年にピーク時の約4分の1にまで減少しています。この間の日出町の状況を見ると県全体の減少率を上回って、約6分の1にまで減少しています。

大分県警は、減少した要因の一つに『自主防犯パトロール活動が強化されたこと』を挙げています。町内には、今年の4月時点で自主防犯パトロール隊が12組織あり、2210名の隊員が活動されています。これらの皆さんが地域の防犯パトロールや子どもたちの登下校時の見守りを行っていただいております。そのなかで最も早く結成されたのは豊岡地区の『しまやま会』です。平成15年の結成であり、翌年には『地域防犯の取り組み』で日本損害保険協会の防犯大賞を受賞されたほか、今年8月には大分県の教育奨励賞も受賞されました。

日出町の犯罪件数は、前記の多くの隊員の皆さんのお力もあって、県の減少率を上回って減少してきたものと思っております。しかしながら、11月21日の大分合同新聞夕刊には19日までの県下の刑法犯の届け出は、空き巣などが前年に比べて増えているということが書かれていました。また、不審者の声掛け事案も同様に増えているということです。

杵築日出警察署は、12月1日から31日まで年末特別警戒として、犯罪の未然防止と交通事故の防止を重点課題として取り組むとのことです。

住民の皆さんも、鍵かけ、声かけで防犯に務めて、明るい新年を迎えていただきたいと思います。

(注意)以上の内容は「広報ひじ」平成29年12月号に掲載されたものです。  

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