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子宮頚がん予防(HPV)ワクチンの予防接種について(高校一年生相当の女の子と保護者の方へ)

更新日:2025年08月04日

ヒトパピローマウイルス感染症とは

  ヒトパピローマウイルス(HPV)は、性的接触のある女性であれば、50%以上が生涯で一度は感染するとされている一般的なウイルスです。子宮頸がんを始め、肛門がん、膣がんなどのがんや尖圭コンジローマ等多くの病気の発生に関わっています。特に近年若い女性の子宮頸がんの罹患が増えています。

  ヒトパピローマウイルスに感染すると、ウイルスが自然に排出されることが多いですが、そのままとどまることもあります。長い間排除されずに感染したままでいると子宮頸がんが発生することもあります。子宮頸がんは、早期に発見されれば比較的治癒しやすいがんですが、進行した場合は治療が難しいとされています。

HPVワクチンの効果

  ヒトパピローマウイルス(HPV)の中に子宮頸がんをおこしやすい種類(型)のものがあります。HPVワクチンは、このうち一部の感染を防ぐことができます。

  現在、日本国内で使用できるワクチンは、防ぐことができるHPVの種類によって、2価ワクチン(サーバリックス)、4価ワクチン(ガーダシル)、9価ワクチン(シルガード9)の3種類あります。

  2価ワクチン(サーバリックス)、4価ワクチン(ガーダシル)は、子宮頸がんを起しやすい種類(型)であるHPV16型と18型の感染を防ぐことができ、子宮頸がんの原因の50~70%を防ぎます。

  9価ワクチン(シルガード9)は、HPV16型と18型に加え、31型、33型、45型、52型、58型の感染も防ぐため、子宮頸がんの原因の80~90%を防ぎます。

  また、HPVワクチンで、がんになる手前の状態(前がん病変)が減るとともに、がんそのものを予防する効果があることもわかってきています。

HPVワクチンのリスクについて

  HPVワクチン接種後には、接種部位の痛みや腫れ、赤みなどの症状が起こることがあります。これは、免疫反応のために起こる症状で、ほとんどが数日程度で治まります。また、まれですが、重い症状(重いアレルギー症状、神経系の症状)※1が起こることがあります。

※1 重いアレルギー症状:呼吸困難やじんましんなど(アナフィラキシー)、神経系の症状:手足の力が入りにくい(ギラン・バレー症候群)、頭痛・嘔吐・意識低下(急性散在性脳脊髄炎(ADEM))等

HPVワクチンの定期接種の対象と接種スケジュール

【対 象 者】 小学校6年生から高校1年生の女性(高校1年生の年度末まで)

【接種費用】 無料

【接種回数】 ワクチンの種類や接種する年齢によって、接種の回数や間隔が異なります。

ワクチンの種類

ワクチン名

接種回数

標準的な接種間隔

サーバリックス  (2価)

3回

2回目:1回目の接種から1か月後

3回目:1回目の接種から6か月後

ガーダシル        (4価)

3回

2回目:1回目の接種から2か月後

3回目:1回目の接種から6か月後

シルガード9      (9価)

2回

※1回目の接種を

  15歳になるまでに

  受ける場合

2回目:1回目の接種から6か月後

3回

※1回目の接種を

15歳になってから受ける場合

2回目:1回目の接種から2か月後

3回目:1回目の接種から6か月後

※どのワクチンを接種するかは、かかりつけ医(HPV予防接種実施医療機関)にご相談ください。

 

【接種場所】 町内の実施医療機関・県内の実施医療機関(※事前にお問い合わせください)

日出町内の実施医療機関

医療機関名

連絡先

備考

酒井医院

72-2624

要予約 

※中学生以上に接種

すがこどもクリニック

72-1011  要予約

てしまこどもの杜クリニック

28-0870

要予約

日出中央医院

72-2534

要予約

吉岡内科医院

73-2787

要予約

 

【持っていくもの】1.健康保険証(住所確認のため) 2.母子健康手帳

※満16歳以上の方は被接種者本人の同意で接種が可能です。また、13歳から16歳未満の方は、保護者の同意書と予診票に保護者自書があれば、保護者の同伴は要しません。

 

問合せ先

日出町子育て支援課 こども家庭センター(電話番号 0977-73-3232)

お問合わせ先

子育て支援課 こども家庭センター
〒879-1592 大分県速見郡日出町2974番地1
電話番号:0977-73-3232
ファックス:0977-73-3178
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