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こどもと遊び

更新日:2022年08月04日

子どもと遊び

自然とふれあう大切さ

自然とふれあおう

近年、遊び場の減少やインターネットの普及、こどもを取り巻く安全の問題などさまざまな変化により、こども達の遊びは、外遊びから室内遊びへと変わっていきました。今、こども達が置かれている環境は、五感を通した直接的な体験よりも、テレビやインターネット等の情報による間接的な体験が主流となっていますが、感受性が豊かな幼少期こそ、自然とふれあう機会を作ってあげることが大切です。

幼少期の原体験は、とても大切です

幼い頃の懐かしい風景というと、どのような風景が心に浮かびますか。庭に咲いた花、家の近くの田んぼや木々、小さな虫や鳥などそれぞれあると思いますが、そのような風景を思い出させてくれる元となるものを原体験といいます。原体験とは、触覚、嗅覚、味覚、視覚、聴覚の五感を直接体験することをいい、幼少期の原体験は、人格形成や思想形成に大きな影響を与えるといわれています。ところが、現代のこども達は、原体験が不足している状態といえます。

自然とふれあうと、好奇心や想像力、思考力を育みます

こどもは本来、自然が大好きです。生き物も、植物も、どろんこも水も、どれもみな大好きです。例えば、雨上がりに、長靴を履いたこどもが楽しそうに水たまりに入っていく姿を見かけたことはありませんか?水たまりを思いきり踏む楽しさは、大人にも身に覚えがあることでしょう。こどもは、五感を通して自然に働きかけ、ドキドキワクワクしながら、その反応や変化を感じ取っているのです。夢中でバッタを追いかけたり、たんぽぽの綿毛を吹いて飛ばしたり、空を眺めて雲の形が何に見えるか想像したり…。そうした体験によって、さまざまな感覚が磨かれ、好奇心や想像力、思考力を育むことができます。

自然とふれあうと「いのち」を大事にする心も培います

自然とふれあうことは、「いのち(生命)」を大事にする心も培います。例えば、虫など生き物とのふれあいによって、卵が産まれたり、その虫が死んだりといった経験をします。こどもたちは、「生きる」ことと「死ぬ」ことを学び、大事に育てていても生命には限りがあることを知るでしょう。そうした経験を通じて、生命を大事にする気持ちが育まれていき、他者を思いやる力や共感する力に繋がっていきます。五感が刺激される体験は、驚きや喜び、時に恐れなどさまざまな感情を学ぶことができ、それは生きる力を養い、人生をより豊かなものにしてくれることでしょう。

身近な自然に目を向け、こどもと一緒に、心が動かされる体験を共有してみませんか。

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