こころのまど(町報1月号掲載分)

更新日:2022年03月31日

こころのまど 1月号

六曜(ろくよう)について 何気ない慣習を見つめなおしてみましょう。

ならわし?しきたり?

 私たちの日常生活の中で、自分では不合理な迷信とか風習だなとか思っていても、「みんなが言ってることだから」、「昔からそうしてるから」という理由で従ってしまう…。このような経験はありませんか?
 

大安は吉?仏滅は凶?

 一つの例として、お祝い事は「大安」の日を選ぶとか、葬式は「友引」を避けるとか、「仏滅」の日に~~をするのは良くない等などの風潮があります。
 これら「大安」や「友引」、「仏滅」などは「六曜」と呼ばれ、一部のカレンダーなどに記載されていて、人々の行動や考えに制約を及ぼすことがあります。

六曜とは?

 六曜とは、六曜星、六輝ともいわれ、わが国に流布している「日の吉凶」迷信の一つです。「先勝」「友引」「先負」「仏滅」「大安」「赤口」の6種の暦注を旧暦に当てはめてこの順番に並べたものです。
 例えば、今年は二月一六日が旧暦の一月一日にあたるので「先勝」。三月一七日が旧暦の二月一日にあたるので「友引」というように順に当てはめています。
 六曜の原型は、鎌倉時代から室町時代頃に日本に伝わったとされています。だんだんと変遷を経て、今に至っています。たとえば仏滅の「仏」はもともと「物」という字だったのが、あたかも仏教に関連があるかのごとく、「仏」という字に変わったという説もあります。従って、仏教とは全然関係がなく、科学的根拠もありません。
 明治新政府は、従来の旧暦を新暦に変更するにあたり、暦注の「日の吉凶」を迷信として否定する方針を出しましたが、それにもかかわらず、暦注を載せた暦は「運勢暦」として発行が続けられ、今に至っています。

なぜ 六曜が注目されるの?

 昔ながらの迷信や風習が、社会に影響を及ぼし、私たちの日々の生活に制約を与えたりします。「昔から…だから」とか、「みんなが…だから」とか、非科学的な迷信や、非合理的な偏見、前時代的な意識などに同調する姿勢は、理由なく人を差別する心理に通じるものがあります。
 近年、六曜を記載しない暦や手帳が増えつつあります。また、結婚式や披露宴などに日の選択で六曜にとらわれない意識なども広がってきました。
 日常の意識や生活を見直し、迷信や慣習、偏見に縛られることなく、科学的・合理的なものの見方・考え方を身につけることが必要です。

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